モンゴル旅行に興味がある方・予定している方、こんなことで悩んでいませんか?
「モンゴルの物価ってどんな感じ?高いのかな?」
「旅費ってどれくらい?円安の今、思った以上に高くつくかも…」
そんな疑問をお持ちの方のために、お盆期間にモンゴルを6泊7日で旅した筆者が、モンゴルの物価感覚と実際にかかった費用をリアルに公開します。
(夫との2人旅です)
航空券・ホテル代・食費・交通費など、細かく分けて紹介。
最後に一覧表をつけていますので、旅行計画の参考にしていただけたら嬉しいです。
モンゴル旅行 スケジュールとホテル
フライト
成田 ⇔ ウランバートル(新ウランバートル国際空港(チンギス・ハーン国際空港))
往復ともに直行便を利用しました。
- 往路:8/10(日) 16:30 発 → 20:55 着(ユナイテッド航空)
- 復路:8/16(土) 07:00 発 → 12:55 着(MIATモンゴル航空)
現地でのスケジュール・ホテル
移動日(フライト)を含めて、6泊7日のスケジュールでした。
テレルジにてゲルに2泊 8/10~8/12
- 遊牧民家庭 訪問
- テレルジ観光
- 宿泊したゲル
My Mongolia Eco Ger Camp
ウランバートル4泊 8/12~8/16
- ウランバートル近郊観光
- 宿泊したホテル
Tanan Center Serviced Apartments
モンゴルの物価
物価感覚
テレルジとウランバートルに滞在して感じたのは、全体的に日本より安いけどそれほど大きな差はないということ。
カフェやファストフードなど日本よりリーズナブルだなと思う場面はありましたが、モンゴルの方が高い物もありました。
スナック菓子やトイレットペーパーは、モンゴルの方が高かったです。
ただ、市民の足であるバスが激安で、市内は一律、約22円(500MNT)。
バス運賃の安さにはかなり驚きましたが、ウランバートルの平均月収が日本の3分の1強ということから考えると、消費財や外食は高いように思えました。
実際の価格
以下、実際に現地で買った商品、外食の価格をいくつかご紹介します。
薬局
- 風邪薬:300円
スーパー
最安値がこれで、価格の幅はかなりあります。
- 栄養ドリンク100ml:50円
- アイスクリーム:52円
- 水1.5L:64円
- コカコーラ500ml:89円
- スナック菓子:167円
- ビール500ml:150円
- 韓国のカップラーメン:225円
街中にあるテイクアウトのアイス屋さん
- ソフトクリーム:130円
ポタラコーヒー(人気のおしゃれカフェ)
- コーヒー:470円
- ケーキ:480円
- バナナスムージー:500円
吉野家
- 照り焼き丼 Sサイズ:600円
- 焼肉丼:690円
Zochin mongol zoog-4(人気のモンゴル料理店)
- 生ビール500ml:550円
- ラムミートパイとラムスープ:950円
- シーザーサラダ:950円
両替レート・現金しか使えなかった場面
両替レート
今回、両替したのは合計2万円。
空港で1万円(→233,000MNT)、ウランバートルの銀行で1万円(→239,500MNT)、両替しました。
(1000MNT=約42.4円)
上記の通り、銀行の方がほんの少しだけレートがよかったですが、気にするほどではありませんでした。
現金しか使えない場面は少なかったので、2万円で十分でした。最後の方は現金が余ったので、クレジットカード払いできる場面でも現金を使いました。
現金しか使えなかった場面
現金しか使えなかったのは、以下の通りです。
- テレルジのゲルの近くの小さな売店
- ウランバートルのバス(コンビニでバスカードを入手できなかったので)
- 配車アプリ(クレジットカードの登録を避けたかったため現金利用)
- ホテルに依頼した空港へのシャトルサービス
※ゲルの宿泊費やアクティビティの支払いは、クレジットカードの場合は手数料分3%多く請求されました。

ウランバートルには銀行はたくさんありました。
成田⇔ウランバートルの航空券
往復合計(仮): 1人 114,000円
上記の合計金額は、マイルを利用せずにMIATモンゴル航空を往復で利用した場合の想定です。
実際は、片道をマイルで予約したので安く済みました。
往路:8,320円(マイル利用手数料)
・航空会社:ユナイテッド航空
・予約サイト:ユナイテッド航空(マイル利用)
・座席クラス:エコノミー
・購入時期:出発の約5ヶ月前
復路:1人 57,100円
・航空会社:MIATモンゴル航空
・予約サイト:Trip.com
・座席クラス:エコノミー
・購入時期:出発の約5ヶ月前
モンゴル滞在中にかかった費用(2人分)
宿泊費
合計:56,231円
- テレルジのゲル 2泊(朝食込):22,214円(クレジットカード手数料3%含む)
My Mongolia Eco Ger Camp
- ウランバートルのホテル 4泊:34,017円
Tanan Center Serviced Apartments
飲食費
合計:19,539円
夫が滞在3日目の夜から体調を崩し(食中毒のような症状)、残りの3日間はあまり食べられなかったので、飲食費は少なめになったと思います。
内訳は以下の通りです。
- 外食:13,863円
ゲル2泊が朝食込だったので、それ以外の外食費です。 - スーパー・コンビニ:5,676円
ホテルで飲食した、お水やビール、お菓子です。
私がビールを1日2缶は飲んでいたので、飲まない場合より高いと思います。
交通費
合計:26,008円
ゲルとホテル提供のトランスファーは24時間OKだったので、深夜便・早朝便に対応してもらえました。2人でも少し高いなと思いましたが、1人でも同じ料金なので1人だとどうしても割高になりますね。
- ゲル提供 2wayトランスファー(空港 → ゲル → ウランバートルのホテル):15,867円
- ウランバートルのホテル提供 空港シャトル:7,762円 + ドライバーさんへのチップ129円
- UBCab(配車アプリ) 2回:1,949円
- 路線バス 4回:301円
路線バスは、本当は4回で172円だったところ、多めに払っていました。
インターネットで最新の路線バス運賃を調べたところ、1人 約43円(1000MNT)とあり、3回その額を払っていたのですが、500MNTしか払っていないのでは?という現地の人を見つけたので、現地の人に運賃を聞いたら、500MNTだと言われ、最後の1回は、500MNT払いました。
なお、予め交通カード「U money」を購入・チャージして払うと、乗り継ぎが無料などのサービスがあるようです。
ただ、このカードはデポジット方式ではなく、購入になるので何度も乗る人でないとお得感がないかもしれません(2023年12月時点、カードは3,600MNT)。
私たちもカードを買いたかったのですが、ウランバートル中心部のコンビニ2店回って取り扱いがなかったので、諦めて現金にしました。
結局、あまり乗らなかったので現金でよかったです。
観光(入場料・ツアー代など)
合計:15,867円
ゲルが提供している観光ツアー(アクティビティ)の費用です。
「ゲル ⇔ 観光スポットの往復 + 入場料」込みの金額。
クレジットカードで払うと、手数料3%が上乗せされました。
ゲル滞在中に以下のツアーに参加しました。
- 遊牧民の家庭訪問:3,173円
(遊牧民の家庭訪問は、徒歩でした) - チンギスハーン像:6,347円
- 亀石、アリヤバル寺院:6,347円
モンゴル旅行 6泊7日の費用一覧
今回のモンゴル旅行(6泊7日)にかかった費用は、2人で約37万円、1人旅の概算は約23万円という結果になりました。
- 航空券:マイルは利用せず、往復実費で払った想定
- 単位:日本円
- 1000MNT=約43円
かかった費用を、「2人分」と「1人旅の概算」に分けて表にまとめています。
内容・項目 | 2人分 | 1人旅の概算 | 購入先等 |
---|---|---|---|
往復航空券(MIAT航空利用) | 228,000円 | 114,000円 | Trip.com |
ガイドブック(地球の歩き方・電子版) | 1,188円 | 1,188円 | Amazon |
成田空港 駐車場 | 8,800円 | 8,800円 | サンパーキング |
モンゴルeSIM(7日間 15GB・現地番号付き) | 4,360円 | 2,180円 | Amazon |
海外旅行保険 | 3,940円 | 2,900円 | 三井住友海上(ネットde保険@とらべる) |
宿泊費(6泊) | 56,231円 | 55,100円 | – |
飲食費 | 19,539円 | 10,000円 | – |
交通費 | 26,008円 | 25,728円 | – |
観光(入場料・ツアー代など) | 15,867円 | 7,934円 | – |
その他(風邪薬など) | 300円 | 300円 | – |
総額 | 364,233円 | 約228,130円 | – |
【まとめ】モンゴル旅行費用|6泊7日でかかった総額と感じたこと
今回のモンゴル旅行(6泊7日)は、夫の体調不良もあり食事や観光を控えめにしたため、2人で約37万円は少なめだったかと思います。通常であれば飲食費や観光費はもう少しかかるはずなので、あくまで「一例」として参考にしていただければ嬉しいです。
現地の物価は、日本と比べて安い部分もあれば割高な部分もあり、円安の影響もあって「極端に安い」という印象はありませんでした。
また、現金が必要な場面やカード払いの手数料など、旅行前に知っておきたいポイントもいくつかあります。空港送迎や配車アプリの利用は、一人旅だと割高になりやすい点も頭に入れておくと安心です。
今回の実体験が、これからモンゴル旅行を計画される方の費用感や準備の参考になれば嬉しいです。