年末年始にポーランドを旅し、クラクフとワルシャワでいくつかのレストランや食堂に立ち寄ってみました。
その中でも印象に残ったのが、地元の人たちに愛されている「ミルクバー」。
通いたくなるコスパの良さで、いろいろと食べられるのが魅力的でした◎
一方、観光客にも人気のピエロギ専門店なども訪れてみたので、実際に食べてみた感想をまじえながら紹介していきます。
「ポーランドでどこで食事しよう?」と迷っている方のヒントになれば嬉しいです。
①クラクフ|ピエロギ専門店「Pierogarnia Krakowiacy」
ピエロギ(ポーランド風餃子)を食べたいと思いながら旧市街を歩いていたところ、かわいらしい外観のお店を見つけて立ち寄りました。
チェーン店で、旧市街に数店舗あるようです。
お店に入ると「英語は理解できるか」と英語で聞かれます。
旧市街にあるので、外国人観光客が多いんでしょうね。
店員さんの英語は聞き取りやすく、理解できました。
こちらのお店は、セルフサービス・現金のみです。
システムは日本のフードコートような感じです。
カウンターで注文&会計をすると、ブザーを渡されます(ビールはその場で提供されます)。
テーブルで待ち、ブザーがなったら、料理提供カウンターに取りに行きます。
食べ終わったら、食器を料理提供カウンターに返却します。
・ピエロギ10個:1,850円(スタンダードな「じゃがいも・カッテージチーズ・玉ねぎ入り」のもの)
・麺入りマッシュルームスープ:1,240円
・ビール:800円
・合計:4,690円






スタンダードなピエロギは・・・味が淡白でそれほどおいしいと感じませんでした。
このお店の味が悪いわけではないと思います。
伝統的なピエロギは具材の味を生かした、あっさり味のものなんだと思います。
私がカッテージチーズに馴染みがないせいもあると思います。
味気ないけど、チーズの重さがあり、皮も厚く、お腹にたまります。
2人で、同じ味のピエロギ10個は多すぎました。
最小単位の8個にすべきでした。
麺入りマッシュルームスープは、体が温まるし味はよかったですが、「麺」が「小さなパスタ」でした。
メニューに「noodles」とあったので、ラーメンのような麺を想像して注文したので少しがっかりしました。
セルフサービスにしてはやや割高に感じましたが、観光地価格と考えれば納得です。
外観・内装がとてもかわいいので、写真映えします◎。
観光の合間に立ち寄れる立地も魅力です。
メニューも豊富ですし、気軽に入れるのでポーランド料理を楽しみたい方にはおすすめです。
訪問必須!ローカル体験「ミルクバー」
ポーランドでローカル気分を味わうなら、「ミルクバー(Bar mleczny)」は外せません。
「ミルク」と入っているので最初はカフェと思っていましたが、セルフの食堂でした。
ワルシャワにもクラクフにもあります。今回の旅では、ワルシャワで2店訪れました。
ミルクバーでは、まずカウンターで注文・支払を済ませ、席で待ちます。
料理が出来上がり次第、受け取りに行きます。
料理完成のお知らせのブザーはないので、料理提供カウンターの様子を見ながら取りに行く感じです。
食べ終わった食器は返却カウンターへ持って行きます。
レストランよりもリーズナブルで味もよく、通いたくなります。
ただ、酒飲みからすると、お酒がないので残念です。
コーヒーや簡単なデザートは、提供しているお店もあります。
ホテルの朝食をなしにして、ミルクバーに通えばいろんなメニューを楽しめていいと思います。
ただ、8時開店のお店が多いようで、朝型の人にはちょっと遅めかなと感じました。
もちろん、ランチ・ディナーにもおすすめです。
②ワルシャワ|ミルクバー「Mleczarnia Jerozolimska(ムレチャルニア・イェロゾリムスキュ)」
Mleczarnia Jerozolimskaは、ワルシャワ市内に数店舗あるチェーンのミルクバー。
店内は清潔で、かわいらしい内装。
注文・支払いは、タッチパネルなので気軽です。クレジットカードも使えます。
あと、料理が完成したら、画面に表示されるのでわかりやすいです。
開店後すぐに入店したところ、注文できるメニューが少なめでした。
開店後に準備を始めるメニューがあるようで、食べ終わってお店を出るときにはメニューが増えていました。
・揚げソーセージプレート:475円
・湯でソーセージプレート:470円
・目玉焼きプレート:350円
・合計:1,295円




ピエロギなどのポーランド料理もありましたが、スタンダードな朝食メニューを注文しました。
ソーセージ、おいしかったです!特に揚げの方。
こんなにおいしいソーセージを手軽に食べられるのに、ビールがないのが残念すぎます。
③ワルシャワ|ミルクバー「Bar Bambino(バル・バンビーノ)」
こちらは、お店に入ってすぐのカウンターで注文と支払い。
クレジットカード使えます。
カウンターのおじさんは観光客慣れしていて、私の下手な英語も聞き取ってくれてスムーズに注文できました。
メニュー表は、店内入ってすぐの左壁にあります。
メニューは、ポーランド語の下に英語表記もあるので助かりました。
あと、カウンターの横の冷蔵ケースに、スイーツやドリンクが少し並んでいます。見ているとケーキを食べたくなります。
値段の部分が隠されているメニューが多く、それは今提供できないということでした。
18時頃行ったのですが、注文できないメニューが多かったです。
朝食やランチで行けばもっとあったのかもしれません。
料理提供カウンターの女性は英語を話さないですし、私たちが注文したメニューの見た目がわからなかったので、間違って他のお客さんの料理を取ってしまいました。食べる前にそのお客さんが気づいてくれたからよかったです。
・コーラ:227円
・ポテト:225円
・ザワークラウト炒め:242円
・ピエロギ入りボルシチ:360円
・仔牛のシュニッツェル:575円
・牛肉カツ:613円
・ロールキャベツ:621円
・合計:2,863円




ミニピエロギ入りのボルシチは、あまり好きではなかったです。
ボルシチ自体初めてで、微妙でした。中のピエロギもあまりおいしくなかった…というか、小さくてあまり味がなかったです。
他の料理は、素朴な味でおいしかったです。
番外編:オシフィエンチム アウシュヴィッツ近くのマクドナルド
アウシュヴィッツを訪問した際、ランチを食べました。
アウシュヴィッツから徒歩30分ほどのショッピングモールがあり、そのすぐそばにマックがあります。
私たちは徒歩ではなくバスを利用しました。
店内清潔・タッチパネル注文・トイレありで、食事や休憩にピッタリ。
各国でマック行っていますが、涼しいしトイレがあるから、散策中に立ち寄るのにとてもいいです。
・小さめのバーガー2個のセット 811円
(チーズバーガー、ハラペーニョバーガー、ポテトM、コーラ)
普通のセットは日本より少し高い印象でしたが、この小さめバーガーのセットはバーガー2個ついて811円とリーズナブルでした。
チーズバーガー、ポテトは日本と同じでしたが、ハラペーニョバーガーがすごくおいしかったです!ハラペーニョの味のソースが絶妙。もっと食べたくなりました。
日本のマックでも出してほしい!


番外編:クラクフ ユダヤ人街・カジミエシュ地区のケバブ屋さん
ユダヤ人街・カジミエシュ地区の人気ザピエカンカ店「Endzior(エンジョル)」の前にあるお店。
ザピエカンカとは、フランスパンを半分に切って、具材をのせてピザ風に焼き上げたポーランドの人気ファストフードです。
カジミェシュ地区の中心にある広場でよく食べられているようです。
エンジョルのザピエカンカを食べに行ったのですが、注文待ちの列・商品提供待ちの人だかりに心が折れました。
待つのはあまり好きではなく…。
どうしようか…と思っていたら、すぐそばにケバブ屋さんが。
行列がなかったのでケバブを食べることに。
・チーズ入りケバブ 590円


このケバブが大当たりで、期待以上の美味しさ!
外はパリッと、中はジューシー!
ソースは少しピリカラにしてもらって、とてもいい感じ◎
ボリュームがあってリーズナブル。
店員さんが元気で、英語のやりとりも楽しかったです。
ケバブをあまり食べたことがなかったのですが、このケバブで、ケバブに目覚めました。
ケバブ好きの夫も「おいしい!」と食が進んでました。
目的のザピエカンカは食べられませんでしたが、満足度高くお腹が満たされました。


番外編:ワルシャワ「Green Caffè Nero(グリーンカフェネロ)」
早朝にワルシャワ散策した際に、寒すぎて、7時の開店と同時にカフェネロに逃げ込みました。
おしゃれな店内で暖かく、トイレもきれい。
雪の中歩き回って凍えていたので助かりました。
・コーヒー(KAWA) 675円
コーヒーは結構お高めだけど、量がたっぷり。味もおいしかったです。



【まとめ】ポーランドでの食事選びに迷ったら、ミルクバー&ローカル飯が最強!
ポーランドを旅してみて感じたのは、「ローカル×清潔感」のある食堂が、コスパも満足度も高いということ。
特に、ミルクバーは地元の人たちに愛されるだけあって、素朴でおいしい家庭の味をリーズナブルに楽しめます。
観光地のレストランも雰囲気やメニューが豊富で楽しいですが、せっかくならポーランドらしい食文化に触れてみるのもおすすめです。
英語が通じるお店も多いので、ハードルはそこまで高くありません。
この記事が、ポーランドで「どこで何を食べよう?」と迷っている方のヒントになれば嬉しいです。
おいしい旅になりますように!
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