これからモンゴル旅行を計画している方、こんなことが気になっていませんか?
「チンギス・ハーン騎馬像って本当に行く価値ある?」
「遊牧民の家庭訪問ってどんな感じ?」
本記事では、2025年のお盆休みにモンゴルを旅行してきた筆者が、
実際に訪れた観光地や参加したアクティビティを、体験ベースで詳しく紹介します。
現地でどこを観光するか迷っている方や、リアルなモンゴル旅行の様子を知りたい方の参考になれば嬉しいです。
テレルジ周辺観光|自然とゲル体験で“モンゴルらしさ”を満喫
テレルジ国立公園のゲル“My Mongolia Eco Ger Camp”
テレルジでは、宿泊先のゲルが提供するアクティビティに参加することで、効率よくテレルジ周辺の観光を楽しめました。
宿泊先:「My Mongolia Eco Ger Camp
」。
宿泊したゲルの設備や食事内容は、以下の記事で詳しく紹介しています。
👉【宿泊記】モンゴル・テレルジのゲル体験レビュー|設備・食事・料金まとめ
チンギス・ハーン騎馬像|圧巻のスケールを体感する観光スポット
- アクティビティ料金:40USD(入場料込み)※実際の請求は20USD。ゲルのホストが間違って安く請求したのかもしれません。
- ゲルからの移動:車で約40分(ガタガタ道の悪路)
チンギス・ハーン騎馬像は、遠くからでも存在感抜群の巨大さ。
展望台まで登ると、目の前に広がるチンギス・ハーンの迫力に圧倒されます。
また、展望台からは、モンゴルの広大な風景を楽しめますよ。
当日は、停電でトイレもエレベーターも使用不可となり、狭くて真っ暗な階段を上るハプニングも。
ゆっくりできそうなカフェも休業。
それでも「行ってよかった」と思える迫力とスケールでした。
モンゴルを象徴する観光スポットとして外せません。
遠くからでも圧巻のチンギスハーン騎馬像
展望台から見た大迫力のチンギスハーンテレルジ国立公園の亀石(タートルロック)|名物の巨大岩を眺める
- アクティビティ料金:20USD(アリヤバル寺院の入場料込み)
- ゲルからの移動:車で約30分弱
その名の通り、亀の形をした巨大な岩。
岩の上まで登ることもできますが、命綱はなく狭くて危険な場所があったりするので、登らず下から眺めることをおすすめします。
近くにレストランや売店があるので、観光中の休憩もできます。
ラクダに乗るコーナーもあり、ラクダのかわいさを間近で楽しめます。
当日は砂埃がひどかったため、マスクと眼鏡を着用していました。持参しておくと安心です。
亀石(タートルロック)
かわいいラクダがいました。アリヤバル寺院|丘の上に建つ天空の仏教寺院を参拝
テレルジ国立公園の大自然の高い丘の岩山に囲まれたチベット仏教の寺院。
ゲルのホストが、亀石とアリヤバル寺院の観光を「ハイキング」とよんでいたのは、この寺院のことでした。
参拝への道のりが、坂道と階段で約20分。サクサク登っていくと息が上がります。途中、休憩している人もいました。
途中、100以上の仏教教えが書かれた札が並び、ゆっくり読むと心が洗われるような気分になります。
頂上からの眺めは圧巻で、「登ってよかった!」と思える絶景が。まさに天空の寺院です。
帰り道には小さなカフェもあり、時間に余裕があればゆっくり休憩するとよさそうです。
アリヤバル寺院までの坂道
アリヤバル寺院からの絶景遊牧民の家庭訪問|伝統的な暮らしと乳製品を体験
- 料金:10USD
- ゲルから徒歩圏内
“本物のゲル生活”を垣間見る貴重な体験(おそらく遊牧はしていない「ビジネス遊牧民」かと思いますが、本当にゲルで生活しているようでした)。
ゲルの外では小さな子供が馬を乗りこなしていて、遊牧民らしさを感じました。
ゲルの中で、ヨーグルト、アーロール(乾燥チーズ)、ウルム(乳脂肪食)をふるまってもらいました。
いずれも素朴な味で、現地の暮らしを実感できます。
ヨーグルトは日本のヨーグルトとほぼ同じ。アーロールは酸っぱいチーズを乾燥させた感じの味。ウルムはバターと生クリームの間のような感じだけど、味はさっぱりしていました。
朝食後お腹いっぱいの状態で訪問したせいもあり、少ししか食べられなかったのが残念。
お腹を空かせて訪問することをおすすめします。
ふるまってもらった乳製品
アーロールはゲルの上で天日干しするそうです。ウランバートル観光|文化と現代が交わる首都を歩く
ノミンデパートモンゴルの首都ウランバートルでは、歴史的スポットから買い物、カフェまで、自由に街歩きを楽しみました。
スフバートル広場|市民に親しまれるウランバートル中心の広場
ウランバートル中心部にある市民の広場。
広場に面して「政府宮殿」(国会議事堂)や「モンゴル国立博物館」などの主要な施設が集まっています。
広場には、大きなチンギス・ハーン像が鎮座してあり、夜にはライトアップも。
地元の人が、4人乗りの自転車を楽しむ人がいたり、のんびり過ごしたりと穏やかな雰囲気でした。
スフバートル広場横の国会議事堂には、チンギスハーン像が鎮座
スフバートル広場の周りは高層ビルがたくさんあと、広場の近くにHISウランバートル支店もあります。ウランバートル発の現地ツアーを探しに行ってみました。既に訪問していたテレルジ国立公園のツアーが多かったので申し込みませんでしたが、インターネットでは申し込みが締め切られたツアーも支店では申し込みOKとのことでした。
ノミンデパート|お土産探しにぴったりの定番スポット
旧国営デパートで、お土産の種類が豊富です。
観光やショッピングの休憩にぴったりなカフェやソファも。
6階は雑貨類が揃っていて、ゲルやラクダをモチーフにしたお土産はとてもかわいくて目移りします。
あと、6階でも1階のスーパーでも、人気の「ゴールデンゴビチョコレート」が購入できます。
お土産コーナーは団体客で混み合うことがあるので、時間に余裕を持って訪問することをおすすめします。
1階のスーパーにあるゴールデンゴビのチョコレート
ノミンデパートの前には、モンゴルのファストフード店「Khaan Buuz」があります。日本人死亡者慰霊碑|戦後抑留者を追悼する静かな場所
第二次世界大戦後、モンゴルで抑留中に亡くなった日本人約1,700名を追悼するために建てられた慰霊碑です。
偶然、終戦記念日の8月15日に訪問しました。
ホテルから配車アプリのタクシーで約20分(約920円)でした。
近くにバス停があるので、帰りはバスを利用しました。
慰霊碑には小さな資料館も併設されており、抑留者たちが直面した厳しい現実を知ることができます。戦争の悲惨さを改めて感じました。ウランバートルに来る日本の方々には是非訪れてほしいと思います。
併設の資料館
日本人死亡者慰霊碑近くのバス停ザイサン・トルゴイ|市内を一望できる戦勝記念碑
市内南部の小高い丘に立つ、戦勝記念碑のある展望スポットです。
日本人死亡者慰霊碑から、バスと配車アプリタクシーで行きましたが、時間に余裕があればバスだけでも行けます。
近くにバス停があるので、帰りはバスを利用しました。
バスで来る場合は、隣接の「ザイサンスクエアモール」のエレベーターを利用して、ザイサン・トルゴイの駐車場までアクセス可能です。
ザイサン・トルゴイ駐車場からこの階段を上っていきます。
ザイサンスクエアモールと、ザイサン・トルゴイ駐車場の接続口駐車場から階段を上りきると、市内の大パノラマが広がります。
モンゴル軍とソ連軍の兵士が、大日本帝国とナチスドイツの旗を踏み折っているモザイク壁画が印象的。
ザイサンスクエアモールには、フードコートやコンビニ、トイレもあり、休憩やランチに便利ですよ。
詳しくは関連記事へ:
👉【ウランバートルグルメ】モンゴル料理レストランからカフェまで食べ歩き8選
ナラントール・ザハ|地元の活気にあふれるモンゴル最大の市場
「ザハ」はモンゴル語で、市場のこと。
ナラントール・ザハは、ローカルな雰囲気満点のモンゴル最大の市場です。
バスで行ったのですが、行きも帰りもバスは大混雑!
ナラントール・ザハは市民にも大人気だとわかりました。
ザハには回り切れないほどの露店以外に、ショッピングセンターのような建物もあり、中にはフードコートや有料トイレがありました。
とにかくお店が多いので、買う物やランチなど“目的を持って”訪れるのがポイント。
ウィンドウショッピングが好きな人は、目的がなくても楽しめると思いますよ。
最寄りバス停の前にある建物ゴールドでわかりやすいです。
ショッピングセンター内のフードコートは明るい雰囲気でした。テレルジとウランバートルで感じたモンゴルの魅力
モンゴル旅行では、テレルジの雄大な自然と、ウランバートルの街歩きの両方を楽しむのがおすすめです。
テレルジでは、ゲルでの宿泊やチンギス・ハーン騎馬像、アリヤバル寺院など、モンゴルらしいスケールの大きな景色と文化を体感できます。
一方、ウランバートルでは、スフバートル広場やノミンデパートなど、観光やショッピングを気軽に楽しめます。
自然と都市の両面からモンゴルを味わうことで、初めてのモンゴル旅行でも満足度の高いプランになるはずです。
これからモンゴル旅行を計画している方は、ぜひテレルジとウランバートルの両方を訪れて、モンゴルの魅力を体感してみてくださいね。
この記事が、旅の計画の参考になれば嬉しいです。
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