中国国際航空(エアチャイナ)を初めて利用される方、以下のようなこと気になりませんか?
「中国国際航空の機内食ってまずいの?」
「ブランケットはあるの? 座席の広さは?」
そこで本記事では、成田→北京便、北京→ワルシャワ便の機内食を中心に、座席やアメニティ、北京での乗り継ぎの様子まで、写真付きでレビューします!
年末年始に成田からワルシャワまで、北京を経由して搭乗した際のレビューです。
これから中国国際航空を利用される方や、北京で乗り継ぎをされる方の参考になれば嬉しいです。
中国国際航空(エアチャイナ) 搭乗概要
今回私が利用した便は、以下の通りです。
・成田 ⇔ 北京乗継(スルーバゲージ) ⇔ ワルシャワ
・エコノミークラス
・往路:12/29(日) 15:15 発 → 乗継 8時間50分 → 12/30(月) 06:30 着
・復路:1/3(金) 13:10 発→ 乗継 3時間15分 → 1/4(土) 13:40 着
・利用サイト:Trip.com
・往復料金:1人110,040円
・座席指定料金:北京⇔ワルシャワの往復 320円×2
年末の成田空港
保安検査前
フライトは15:15出発予定で、12時にはチェックインカウンターオープン。
12時半頃行ったら結構並んでいましたが、それほど待つことなくスムーズにチェックインが終わりました。
保安検査も長時間待つことはなく、年末年始でもスムーズだった印象です。
保安検査後
第2ターミナルとは違い、マクドナルドやセブン、マツキヨなど、庶民が行けるお店があって助かりました。
2024年のお盆に利用した第2ターミナルのフードコートは、ラーメンが3,000円くらいで、かなりビックリ。
1番安いのが、吉野家の牛丼(フードコートではない)で800円くらいだったような…とにかく1,000円以下の食事は無理で悲しかった記憶があります。
機内食レビュー
Trip.comから発券されたeチケットには「機内食なし」とありましたが、機内食ありました。マイページの予約履歴では機内食ありになっていたので、eチケットの方が間違っていたようです。
成田→北京便の機内食
チキンかポークで、私はチキンを選択。
すごくおいしいわけではないですが、まずくはなかったです。
なんと、デザートがハーゲンダッツ!
バニラ味のミニサイズ。機内食でハーゲンダッツを食べたのは初めてでした。
ドリンクは、食前と食中に提供されました。
ビールは「雪花」で、在庫豊富。
以前中国東方航空を利用した際、「ビールはもうない」と言われ、飲めないことが数回あったのですが、今回は2缶飲めました。


ハーゲンダッツバニラ
北京→ワルシャワ便の機内食
フライトが「10時間」と長いので、2食提供がありました。
1食目
1食目は軽食。
ビーフかチキンで、私はビーフを選択。
ハンバーガー…?
北京行きと同様、まずくもなく、すごくおいしくもなかったです。
ドリンクは2回提供があり、また、ビールを2缶飲めました⭕️
サンザシのお菓子は、夫にあげました。
中国東方航空はこういう小袋が、ピーナツとかお米スナックとかで結構おいしくてよかったんですけどね。
中国東方航空を利用した際の体験談は、こちらの記事で詳しく書いています。
👉【中国東方航空】遅延 上海浦東空港乗り継ぎ / 機内食はまずい?

2食目
2食目は、ポーランド現地時間の早朝だったからか、朝食っぽいメインでした。「卵、ウィンナー、ポテト、パン」の洋風ブレックファースト。
そして、朝食でもビール🍻
もう1つの選択肢がおかゆだったかと思います。
夫がおかゆを選択していて、あまりおいしくなさそうでした。お腹にやさしくてよさそうですけどね。

ワルシャワ→北京便の機内食
往路と同様に、2食・ドリンクは1回の食事で2回提供されました。
ワルシャワ発の便の機内食は、日本や中国発の機内食よりおいしいかったです!
1食目
1食目は、パンが裸で提供されました。
焼き立てをそのままパックせずに機内に搬入したのでしょうか、ほんのり温かく、これがとてもおいしかった!
ドリンクは2回提供あったのに、ビールは在庫切れで1回しか飲めませんでした泣
ビールはたくさん在庫しておいてほしいです…。
2食目
2食目は、エビピラフ!ヨーロッパ発の便という感じですね。
1食目のサラダにもエビが入っていて、エビ好きには嬉しいメニュー。
パンにはマーガリンがついていましたが、オリーブオイルの小瓶も。
オリーブオイルがついてくるなんて、おしゃれ。
ヨーロッパのオリーブオイルとパンは相性抜群ですもんね。
パン用なのか、サラダ用なのか、ピラフ用なのかわかりませんでしたが、食事では使わなかったので持って帰りました。
デザートは、おいしいイチゴヨーグルト。謎のケーキやフルーツより、こういう普通のがいいですね。
ドリンクはアルコールなしでしたが、リクエストすればワインがあったかもしれません。
北京→成田便の機内食
メインはフィッシュを選択。
ブヨブヨの白身魚のあんかけ。おいしくはなかったです。
機内食のフィッシュはだいたいおいしくないけど、肉ばかりだと胃が疲れるのでフィッシュがある時はフィッシュを選択してしまいます。
ドリンクのアルコールは、ワインはあるけど、ビールはなし…。
復路はビールを2缶しか飲めなかったのが残念でした。
中国国際航空 座席・機内アメニティなど
成田→北京便
機内アメニティ
各席にモニターとクッションあり。
ブランケットは置いていませんでしたが、十分準備されてるようで、希望者に配って回ってました。
私はしっかりと防寒対策をして行きましたが、飛行中はそれほど寒くなかったです。着陸体制に入って、着陸が近くなるにつれてだんだん寒くなりました。
座席、トイレ
座席が、今まで乗った中でLCC以外では1番狭かったです。
ときどき座席に体育座りすると楽なのですが、それができませんでした💦
フラッグキャリアでこんなに狭いのは残念ですね。
トイレは、割りときれいでした。これはとても嬉しいポイント◎
北京→ワルシャワ便
機内アメニティ
各席にモニター、クッション、ブランケットあり。
フライト時間が長いからか、ブランケットも全席にありました。
モニターはありましたが、自分で映画を選んで観る一般的なものとは異なりました。
テレビのようにいくつかの番組が流れていて、それを見るだけ。
暇つぶしは自分で準備が必要でした。
座席、トイレ
座席と座席の間は、成田発よりは広く足に余裕がありましたが、座面は成田発とあまり変わらず狭かったです。
トイレは、割りときれいでした。
ワルシャワ→北京便
出発予定時刻の3時間前に、ワルシャワ・フレデリック・ショパン空港のチェックインカウンターへ。
既に長蛇の列でビックリ!
でも、割とスムーズに進んだのでよかったです。
機内の座席には、クッションのみ。
10時間弱のフライトにもかかわらずモニターがないのは驚きでした。
ブランケットがないのもなんだか少し不安。
ブランケットをリクエストしたら、フライトアテンダントさん用の席から、使用済みと思われるブランケットをとって渡されました。
ただ、機内はずっと暖かく長袖1枚で大丈夫でした。こんなに機内が暖かいのは珍しい。
座席の下にコンセントがあり、日本のものが使えました。往路の機内ではコンセントに気づきませんでした。
北京→成田便
各席にあったのは、ワルシャワ発同様にクッションのみ。
モニターもブランケットもありませんでした。
復路は2便ともクッションのみで、往復で機内アメニティが結構違うのが意外でした。
機内は、ワルシャワ→北京便とは違って少し寒かったです。
北京での乗り継ぎ体験|空港内の過ごし方・注意点
乗り継ぎ時間と入国の判断基準
今回の旅程では、北京での乗り継ぎ時間は以下の通りでした。
- 往路:8時間50分
- 復路:3時間15分
往路は9時間近くあったものの、出発が朝3:30と早朝だったため、空港の外には出ませんでした。
中国ではトランジット中のビザが免除されるとはいえ、入国手続きには時間がかかるため、非効率だと判断。空港内で過ごす方がラクですね。
復路は乗り継ぎ時間が3時間ほどだったため、空港ラウンジを利用してリラックス。Trip.comの会員特典で「Air China Business Class Lounge」に入ることができ、ビールを飲んだり歯磨きをしたりしながら快適に過ごせました。
北京首都国際空港での乗継の流れ
成田から北京空港到着後、「国際線乗継」の案内に沿って進むと、途中で逆方向に行くよう指示されました。近くのカウンターにいた女性スタッフに尋ねて、ようやく正しい方向へ。案内がやや分かりづらく、かなり歩いてようやく保安検査場にたどり着きました。
保安検査場の前には液体を捨てられるゴミ箱が見当たらなかったため、ペットボトルや水筒を持参する場合は、事前に中身を空にしておくのがおすすめです。
ちなみに、上海浦東国際空港での乗り換えはいつも長蛇の列で混沌としていますが、北京ではスムーズに乗り継げました。この点は高評価です。
空港内の飲食・ショップ情報
保安検査を抜けた後の搭乗エリアには、コンビニのようなショップは見当たりませんでしたが、飲み物やスナック類の自販機が設置されており、価格は思ったほど高くありませんでした。
リーズナブルそうに見えたケンタッキーは、夕方にはすでに営業終了。仕方なくレストランエリアに行きましたが、どこも価格が高めで、味やクオリティも正直イマイチ……。コスパは最悪でした。
一方で、スターバックスとコスタコーヒーは深夜でも営業している店舗があり(おそらく24時間営業)、お金を出せば何かしら飲食はできそうです。
軽く済ませたい方には、自動販売機が便利かもしれません。
節約したい方には、カップラーメンを持参して給湯所でお湯を注ぐ方法がおすすめ。次回は私もそうするつもりです。
空港内の過ごし方と防寒対策
食後は寝たりスマホを見たりして時間を潰しましたが、空港内はとにかく寒い!
特に搭乗口が端の方だったせいか、空調が強く感じました。
防寒対策はしっかりして行ったつもりでしたが、それでも快適とは言えない寒さでした。
実際に着ていた服装はこちらです。
上半身
- ヒートテック
- 長袖Tシャツ
- パーカー
- ウルトラライトダウンロングコート
- 手袋
下半身
- ヒートテックレギンス
- 裏起毛パンツ
- マフラーをひざ掛け代わりに
- 足首ウォーマー
- 薄手のスリッポン
かなり着込んでいたものの、寝ていると冷えてくるのがつらかったです。
上下ともにもう1枚ずつ、さらに厚手の足首ウォーマーや重ね履き用の靴下があれば良かったと思いました。
靴が薄手だったこともあり、特に足元の冷えがきつかったです。
「準備しすぎかな?」くらいの装備でちょうどいいので、北京経由の深夜〜早朝トランジットには、念入りな防寒対策を強くおすすめします。
空港内の充電スポット事情
空港内には、ところどころにUSBポートとコンセントが設置されており、日本のプラグもそのまま使用できました。ただし、座って使える場所は常に先客がいて争奪戦です。
空いていると思っても、USBポートが故障していて充電できないことも…。
立って使うタイプの充電スポットの方が空いていることが多く、そちらを利用すれば「充電難民」になる心配はなさそうです。
中国国際航空のリアルな感想|機内食・座席・乗継まとめ
今回、中国国際航空のエコノミークラスで成田〜北京〜ワルシャワを往復してみて感じたことをまとめます。
まず、北京での乗り継ぎについては、案内が少しわかりにくい場面はあったものの、混雑もなく比較的スムーズでした。
ただ、空港内のレストランは価格が高めなわりに味が微妙だったので、時間帯によってはケンタッキーやスタバ、コスタコーヒーなどのカフェ利用が無難かもしれません。
節約したい方は自動販売機を活用したり、カップラーメンなどの軽食を持参しておくのがおすすめです。
深夜〜早朝は空港内がとても寒いので、防寒対策も必須です。
そして肝心のフライトについてですが、機内食は事前の評判ほど「まずい!」という印象はなく、特にハーゲンダッツの提供は嬉しい驚きでした。ワルシャワ発の便の機内食は結構おいしかったです◎
ただし、機内エンタメがテレビ形式で自由に選べなかったり、アメニティの有無にばらつきがあったりと、少し不便に感じる点もありました。
座席の広さについては、短距離路線ではかなり狭く感じましたが、長距離便では多少の余裕があり、許容範囲内といったところです。
総合的に見ると、コスパ重視で乗る分には「あり」な選択肢。特に料金を抑えたい人や、マイルを貯めたい人には検討の価値あり。ただし、快適さやサービス面を重視する人には物足りなさを感じる場面もありそうです。
中国国際航空の利用を検討されている方、搭乗予定の方の参考になれば嬉しいです。